タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

FTRコース

2月15日はFTR100のコース後半に行った。奥さんと、どこかトレランのトレーニングに行こうと話していて、温泉に行きたかったので、FTR後半をやって武甲の湯に行くプランを提案した。

朝から腰が痛かった。14日はランオフし筋トレもしなかったので、なんで痛むのか疑問だったし、残念な心持にもなった。いつも痛む右側ではなく、左側の上のほうに違和感がある。普通に椅子に座っているのが危うい感じがする。とりあえず腰痛バンドを巻いて、出発後に悪化したら、奥さんに一人で行ってもらって、自分は宮沢湖ムーミンの湯に行こうと考えていた。

晴れて暑くなる予報だったが、天気は曇り、気温もすごく上がるというほどではなかった。FTRコースが基本だが、飯能中央公園からまず天覧山に上り、そこからカインズ前の交差点に向かった。高麗峠から巾着田に降りて、レースでは巾着田に北側から入って時計回りに1周するが、今回はドレミファ橋を渡って半周して日和田山に向かった。ドレミファ橋は一部が曲がっており、流木が引っかかっている。ここも秋の台風で大増水したのだろう。

和田山からはハイカーが多かった。よく来るコースだが、こんなに人が多かったのは初めてだ。その割にトレイルランナーは少なかった。ほとんどが中高年ハイカーで、団体さんも多かった。物見山に入る分岐の手前にトイレと茶店があるが、茶店が営業しているのは初めて見た。中は結構混んでいた。

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ユガテの春

ユガテでは蠟梅が満開でよい香りがしていた。梅は五分咲き程度だろうか、蠟梅と梅の開花はどちらが先だったかなど気にしたことが無いのに気づかされた。ユガテの少し先に、「顔振峠3.15㎞」という標識がある。毎回ここを通るたび、顔振峠までなかなか到着せずに意気消沈することを思い出し、足が十分に残っている今回は、どの程度のものか、時間を見てみた。すると、この標識から顔振峠までしっかり1時間かかってしまった。時速3.15㎞というのは、富士登山競走で5合目から山頂までの平均ペースである。そんな訳ないだろう。これは距離表示がおかしいのだろうという結論に達した。次回、機会があれば、GPS機器で距離計測してみたいと思う。

顔振峠ではしし鍋タイムになるかと思ったが、止まらずに通過した。この辺の休息タイミングと内容は奥さんが決める。グリーンラインから八徳に下るあたりで、「次のベンチでカップラーメン」のアナウンスがあった。次のベンチは高山不動な気がしたが、上りの前に補給したかったらしい。

案の定そのまま八徳を過ぎた。羊羹を2本補給し登りに備えた。今回では唯一のまとまった登りなので、しっかりトレーニングしようと上の分岐まで走ることにした。ペースは落ちても、ランニング状態は維持しつつなんとか分岐まで行けた。分岐からすぐに折り返し、奥さんを迎えに行った。そこで、高山不動までで下山する旨のアナウンスがあった。

高山不動でお湯を沸かし、カップラーメンを食べた。高山不動は立派な建物だが、いつ来ても戸が開いており、管理がされているのか疑問に思っていた。重要文化財だとも聞いていたので、これでいいのだろうかと思っていた。今回、堂の前の説明書きを読んでみたが、国指定重要文化財はお不動様の像だけで、建物は違うということが分かった。仏像はどこかに保管してあるのだろう。納得がいったが、建物も立派なので大事にしてもらいたいものである。重厚な木造建築に赤いトタン屋根というチグハグな造りではあるが。

食事をしているとトレイルランナーの一団がやってきた。彩の国の試走のようだった。エントリーしているのね、うらやましい。UTMF二次募集の結果が出たが、彩の国にはゆずれーるが出てこない。

西吾野ザバスを飲んで今回のトレーニングは終了。29㎞。温泉に入りたかった。広い湯船で体をほぐしたかった。帰りの西武線でも油断すると腰痛が起きそうなので、椅子には背筋を伸ばして、良い姿勢で座っていた。就寝時にはフェルナビクテープを2枚張った。そのせいか、翌朝の腰痛は思ったほどではなかった。

他の部位の翌朝の状態は、寝る前によくほぐしたのでザコは大丈夫。足底も普段程度。大腿部周りが若干筋肉痛かな。