タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

バーチャルUTMFその後

1週間で160㎞走るというストラバのUTMFチャレンジに参加していた。平日に60㎞走って、土日に残り100㎞走る計画で、平日に51㎞稼いだ後、土曜日に所沢の自宅から武甲山まで行くつもりで家を出たが、狭山湖沿いに20㎞ほど進んだところで、家庭の事情でリタイヤとなった。

昨年、今年と立て続けに両親が他界し、急に一人暮らしになってしまった姉の具合が悪くなってしまったためだ。

金曜日、用事があって実家を訪問したことろ様子が変だった。休むように言って実家を辞し、気になっていたので、9時を待って実家に電話してみたところ、助けが必要だという。

そのまま週末は姉の世話で終わった。料理が出来ないというので、酢豚、切り干し大根、きんぴらごぼう、ブリの照り焼き、そしてカレーを作って食べさせた。近くのスーパーには揚げ物系の弁当しかなく、還暦の姉がこれを食べ続けたらヤバいと思ったためだ。

どうも常時服用している薬が、手違いで切れてしまい、そのための不調と思われた。しかし間の悪いことに、通院している医者は火曜まで休診で、おまけに担当医は土曜まで来ないとの事だった。

火曜まで何とか持ちこたえてもらい、水曜に病院に連絡を取った。担当医ではない医者に形だけの診察をしてもらって、土曜に、担当医に受診するという条件付きで、薬を出してもらった。これを飲めばよくなるだろうと思っていたのだが、かなり強い薬らしく、約2週間でメディカルデトックスした姉には強烈に作用したのか、土曜の朝には歩けない状態になっていた。

担当医のところに連れて行ったが、病院の入口の土間で倒れてしまい、診察室まで行けなかったので、その場で診察を受けて、入院だということになった。その日の入院は無理だというので、動けない姉を実家まで連れ帰り、何とかベッドに寝かせた。ほとんど歩けないが、人間としての尊厳なのか、なんとかトイレは自力でやってくれるので食事だけ用意して食べさせた。

翌日、翌々日と少しづつ薬に慣れたのか、動けるようになってきた。なんとか介護状態とはならずに済みそうだ。しかし、今後のことを考えさせられた1週間だった。

こうして、バーチャルUTMFは終了した。目標160㎞に対して90㎞くらいと、56%の達成率となった。その間に、奥さんはリアルUTMF2021にエントリーしたそうだ。サポート禁止なので送り迎えくらいしか参加できないが、頑張って完走してもらいたいなあ。