タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

ハセツネ前夜

運動会で転倒して、膝を傷めたおかげで、すっかりハセツネが様変わりしてしまった。

 

結局ヒザは治らなかった。三日で回復というのは見通しが甘すぎた。完全に畳めないので、しゃがむことが出来ない。膝頭が痛いのは、受傷後数日で治まったようにみえたが、現在は再発し、なんとなくほとんど治っていない気がする。

毎日3回湿布を張り替えていたが、ついには湿疹を起こしてしまい、違う意味で赤く腫れあがっている。もう痒くて、湿布を貼るのはやめた。

 

こんなんで、一応激レースと言われるハセツネに、参加していいものだろうか。イメージ的には、月夜見山に降りるぬかるんだ急坂を、痛みにこらえながら、CP2で止めようか悩みながら下る自分しか浮かんでこない。

 

まあ、しゃがめない以外は、日常生活には影響はない。奥さんにバレたら、出場禁止になるので、隠し通すのが大変だが、日常生活での問題はその程度だ。仕事もまあ出来る。昨日は、職人の仕事がもたもたしているのを見かねて、梯子を登って太幹を切り落とす作業を、代わりにやってやった。ケガをした当日も、その後綱引き2回を含め、競技にも参加して自転車を漕いで秘密基地に戻っている。無理をしなければ、行けるだろう。行くしかない。

60歳代の参加者の少なさから、年代別30番に入れれば、年代別入賞を狙ってFTRに出ようと思っていた。このプランはもうない。走らず、前半は渋滞に紛れて、一晩ナイトハイクを楽しもう。

自作ジェルは用意した。昨年と同じ100均容器に360㏄。水はペットボトル3本で1.8ℓ。シリアルバー4本とミニ羊羹5個、さらに、カップラーメンとドリップコーヒー、コンロとコッハーも入れた。

 

日曜夕方から雨らしい。ゴールまで降り続く予報だから、屋根のある、日の出山の山頂か、御嶽山エリアに入ったところにある、休憩所あたりでお湯を沸かそう。さすがに焼き肉をするほどの根性はない。

右膝のみ、Xテープを両側から貼って、がっちり保護しよう。

 

もしかしたら(もしかしなくても)四半世紀のハセツネ自分史で、最大のピンチかもしれない。いままで、完走が危うい会はなかった。2019年はハムケツで走れず、週末がハセツネというタイミングで、藁をもつかむ気持ちで、内田治療院に駆け込んだが、あの年は台風で中止になった。出ればDNF濃厚で、俺はハセツネに愛されてるなと思ったものだ。

 

まだ俺は、ハセツネに愛されているだろうか。