タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

神戸出張

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神戸に出張で行ったので、六甲の山に行った。六甲山は四半世紀前に工事で三田に滞在しているとき、ひよどり山からだったが、全山縦走ということで宝塚まで行った事がある。だから、今回のコースも一回通っているはずだが、何せ昔の事なので全く覚えていない。
登山で一番情けない事のひとつに、登山口が分からず敗退というのがある。それを避ける為に、前の晩に宿にチェックイン後、下見に行った。
12時で施錠されるというので、時間を見ながら行くしかない。ちなみに宿はここ。
http://www.isago.co.jp/sp/
新砂子橋というのか、新幹線を渡る橋を通って住宅街へ。地図はヤマレコマップ。摩耶山への最短コースと思われるラインを辿るが、雷声寺というお寺の敷地を通る事になり、夜間は入れないらしいので敗退。新神戸駅まで戻る。
駅をくぐって行く道をようやく発見した。道標がしっかりあり、ちらほら外灯もあって分かりやすい。下見としては目的を果たしたが、門限まではまだ時間があるし、市ケ原というところまで行っておくと、明日の朝はよりスムーズに動けそうなので行ってみることにした。
階段をいくつか登ると、展望台のようなところに出て、神戸の夜景が間近に見える。その先はフラットな狭い道で、暗くてわからないが、左はゴルジュになっている様子。先に進むと急登になりダムらしきところに出る。湖畔道をしばらく行くと茶屋があり、その辺りが市ケ原らしい。周辺では焚火か、薪ストーブを焚くにおいがしていたが、暗闇に焚火の火が見えた。誰かいるようだが、真っ暗で地形もわからないのでやや不気味だった。宿には門限前に到着し、5分間だけだったが、温泉に浸かることが出来た。
翌朝何とか5時半に起きて、支度をしてロビーに行くと施錠されていて出られない。6時には開くのだろうが、申し訳ないとは思ったが、書いてある電話番号を呼び出して開けてもらう。なんてことない、電話したら後ろでフロントの電話が鳴り、チェックインを受けてくれたおじさんが出てきた。なんなんだこの客は、という顔をされていたが、8時の朝食には戻りますと言って出た。
ホテルのすぐ近くのコンビニでパンと野菜ジュースのプレ朝食を摂って走り出す。もう6時なので制限時間は2時間だ。
市ケ原まで行く間、渓谷や滝や古いダムなど、いろいろと見ごたえのあるハイキングコースだということが明るいとよくわかった。布引貯水池の上流の河原にテントがあり、昨晩の焚火の主らしかった。市ケ原からは、六甲全山縦走路と書いてある道標に従って進む。細かいアップダウンがいくつかあり、ちまちましていると評判の悪い奥武蔵の稜線と、さして変わらないような気がした。7時ちょうどに摩耶山に到着。四半世紀前の記憶では、広くて眺めのいい場所だったのだが、樹林帯の暗い山頂だった。広い道に戻って看板を見ると、すぐ近くの掬星台という場所に展望台があるという。行ってみると広場があり、神戸の街を見下ろす展望台があった。
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下山は来た道を戻り、8時の朝食に間に合った。仕事の集合は新神戸駅に9時だから、15分で食事を済ませ、温泉に行った。
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神戸は大都会なのに徒歩1時間圏内で立派な山があるし温泉もある。うらやましい限りだ。