タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

雲取山に登る

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カルマン渦の写真を撮ったのだが・・・光学ズームがあれば写ったかな

奥多摩駅から雲取の山頂を往復するコースは、マイコースだと勝手に思っていたが、前回行ったのはほぼ2年前の12月初め。ずいぶん行ってなかったものだ。

タイムアタックするわけではないが、前回は4時間を少し切って山頂まで行けたので、今回は登り4時間、下り3時間で往復7時間のファストハイキングを考えていたが甘かった。

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冬枯れの山は大好き

最初のロードは25分で走り切った。この尾根は、六つ石山手前と、小雲取山手前の急登以外はほぼ走れる気でいた。しかし、山道に入って、ちょっとした登りで歩きが入るようになった。心拍も、足の筋肉も、それほどきついと感じないのだが、走り状態を維持できない。おそらく、いわゆるポイント練というやつをやっていないのが原因だと思われる。心拍を思いっきり上げる運動をしていないので、乳酸が出過ぎるのか、出た乳酸を処理できないのかどちらかだろう。前回たしか走って登った六つ石手前の急登は結局すべて歩き倒した。六つ石を越えるとしばらく巻き道なので、ここは走った。鷹ノ巣山に向かう道で、巻き道、尾根道の分岐があるが、ここはいつものように迷わず巻き道を選択。鷹ノ巣山直前で、再び尾根道に接近するので尾根に出て、鷹ノ巣山山頂を目指す。この手前で富士山を望むことができた。

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鷹ノ巣避難小屋まで2時間半かかった。この調子では山頂まで5時間かかるかもしれない。この先も巻き道を行くが、一つピークを巻いたところで、「巻き道崩落の為尾根道へ」という表示に出くわす。ここは指示に従い尾根道に向かう。このピーク越えが今回山行中もっとも急登だった。

七つ石山を越えて、雲取山頂には4時間20分で着いた。鷹ノ巣避難小屋を中間として、前回に比べて前半、後半でそれぞれ10分づつ余計にかかった。後半は巻き道崩落のロスタイムがあるので、遅かったのは前半ということか。

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午後からは冬型が強まったのか、時雨れた感じになった。その中を、下りはほぼ走って下った。鷹ノ巣避難小屋でコーヒーを淹れて休んだので、10分ほどタイムロスはあるが、山頂から奥多摩駅まで3時間50分かかった。これを縮めるのは大変だな。結構頑張って走ったのに。それにしても、前回登り4時間切りはどうやったのかな。悔しいが、加齢ということもあるだろう。ただ、前回は直前に所沢マラソンを走っているので、体にいい刺激が入っていたのかもしれない。なので、今回前ももがパンパンになるまで頑張ったので、来る冬山シーズンに向けて、いいトレーニングになったと考えたい。

また、登りでは巻き道を使う六つ石、鷹ノ巣間は、下りは尾根道を下ってみた。登った時に随分巻き道ってのは迂回するんだなと感じたためだ。確かずいぶん前に登った際に、手を使うような急な登りがあって懲りた記憶がある。ところが、下って見ると急なところは確かにあるが、岩場などはなくスムーズに降りられた。さらには、看板のある分岐ではなく、六つ石山との最低鞍部に近いところ、道標も何もないところで本道に合流した。

マイコースと思っていたが、まだまだ知らないところもあるようだ。まあ全長20㎞の尾根道だから、未知の部分があって当然と言えば当然だけども。

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ロードに出ると、薪ストーブを焚くにおいがした。見ると、家の主らしい人が、チェーンソーで薪を整備していた。手元にはマキタの電動だ。なるほど、家使いでは電動の方が静かでいいんだな、と妙なところで関心した。

奥多摩駅 8:00

鷹ノ巣避難小屋 10:30

雲取山頂 12:20

鷹ノ巣避難小屋 14:00

奥多摩駅 16:10