朝はやっぱり寝坊した。ゴール地点のセブンイレブンで買ったアイスは食べたが、カレーは食べられなかった。初めてフルマラソンを走った後のような消耗ぶり。頑張っちゃったな。
土日とも休みで、奥さんもいない週末なので、行き先は自由に選べる。本来は雲取山絡みのロングルートを、二日間かけて歩くつもりだった。それで今日は、起きられたら石尾根に行こうか程度に思っていた。もう遅いし、昨日十分やったし、今日はのんびりするかな。
昨日ジョイフル本田までお買い物ランをした際に、行き帰りともNHKFMを聞いていたのだが、ラジオマンジャックでもその次のソウルミュージックⅡでも、アレサ・フランクリンの伝記映画の話題を喋っていた。映画タイトルは「Respect」。アレサ・フランクリンの生涯を描いたもので、主演女優はアレサ御本人のご指名だったとか。
どれどれ、と昨日炊いたまま食べなかったご飯に、納豆キムチと卵をかけた朝食を摂りながらyoutubeで予告編を見てみた。
さらに、google検索で並んで出てきたもう一本の映画「アメイジング・グレイス、アレサ・フランクリン」のトレイラーも見た。
https://gaga.ne.jp/amazing-grace/
音楽のチカラは偉大だ。すっかりやる気モードに入ってしまった。「リスペクト」はイオン武蔵村山で上映中だ。開演は18時か。コンピラ行って、16時に降りてくれば間に合うな。
急ぐので、お茶セットは持たず、セブン羊羹二本とかりん糖一袋持って武蔵五日市に向かった。駅前の駐車場に車を入れ、歩きだしたのが11時40分頃。
日の出山だけでは時間が余るな。せっかくだから大岳山まで行くか。往復すると間に合わないから、馬頭刈尾根を下ろう。頑張るか。
天気は曇り気味、チラホラと青空も見える。所々に見える紅葉が綺麗だ。頑張って走っていたが、日の出山の最後の木段に出る前の、トラバースの手前の階段から歩きが入り、木段も石段も歩き通した。山頂は賑わっており、直ぐに先に進む。
頑張るのは日の出山まででいいやと何となく思っていたので、そこからは歩いたり走ったり。登山道にはハイカーが大勢いて、ガチで来てても走れる感じではなかった。御岳山では階段は通らず、山頂も行かずのハセツネルートで長尾平に出る。その先は広い平坦路だが、人が多いので走ったり歩いたり。綾滝の水場を過ぎると人は減るが、傾斜が出てくるのでもう走れない。
大岳山には3時間で到着。勝手な想像だったのだが、この先の馬頭刈尾根は、丹沢の大倉尾根程度と考えていた。それが大きな間違いでした。
冬枯れの、大好きな感じの尾根を進む。進みながら、16時には降りられないのは直ぐに気づいた。鶴脚山、馬頭刈山など、骨のある登り返しも出てくるハードな道。食料も羊羹二本では足りなかった。かりん糖はあまり食欲を誘わない。水も500mlだけで、綾滝で汲まなかったので死に水程度しか残っていない。
この辺りから、左のハムに違和感発生。なんか力が入りづらいというか、痺れとかではないのだが、脱力してしまう感じがした。奥さんが、御茶ノ水の腰痛専門医に、脱力は脊椎間狭窄の証拠だからもう治せない様な事を言われたとの事。以前、左足のふくらはぎに同様の症状が出て、しばらく続いたが現在は回復している。当時診てもらった、会社近くの整形外科では、シンスプリントだと診断された。違うじゃろ、思ったものだ。
下山予定時刻の16時に馬頭刈山に到着。明るい山頂に設置されたベンチに横たわって体を伸ばした。腰が少し痛くなってきていて、座ると骨盤が上を向いてしまう。体幹が弱いな。
下って行くと、若者が4人先行している。若いので歩みは速く、抜かれるのには慣れていない様子だ。最後尾が避けてくれたのに、その前はどいてくれない。
強引に追い抜くと、見事に転倒。カッコ悪いったらありゃしない。
尾根上の分岐を軍道側に折れて林道まで下り、林道を進むとコンクリート道となり、集落に入ると、国際マス釣場とバス停に分かれる分岐がある。バス停側の道は細く、私道の路地に見えるが辿ると細いコンクリート道が続いてバス停に出た。
この辺りでグーグルマップを開いて駅までの距離を見たら5kmだそうだ。十里木に公共駐車場があって、そこのトイレで水を補給し生き返る。
秋川街道をなるべく走って駅に向かう。いなげやダッシュポイントを過ぎると、走るのは野暮な気がして歩いて駅へ。
17時40分に武蔵五日市駅到着。ちょうど6時間かかっており、大岳山ピストンの時と時間は変わらなかった。御岳山か日の出山でやめていれば映画に間に合ったが、まあいいや。十分楽しんだ。
