タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

鴨沢路上教習からの雲取山

奥さんの自動車教習は、まずはジョイフル本田瑞穂店の屋上から始まった。だだっ広いホームセンターの駐車場というのは他にもあるが、気兼ねなく車の運転が出来る(気がする)のはここだけだろう。なんとなく、クルマ好きが集まっているような気がする。ジャッキアップして、何やら整備している人も時々見かけるし、先日は巨大なアメ車のオフロードを3台、駐車枠を無視して並べている集団がいた。ただそこに車を並べて、雑談しているだけのようだったが、何がしたかったのだろう。

ジョイフル本田の、広い屋上駐車場の外周を、時速15㎞で周回し、無数にある駐車場の枠に、バックで駐車する練習を繰り返した。練習の成果はあり、左右ともバック駐車は問題なく出来るようになった。あとは路上だ。

家から1㎞ほど先の交差点まで行って帰ってくる練習から始めた。多摩湖の周回をやり、一番近い山ということで、名栗まで行って棒ノ折に登ろうという企画を立てた。463バイパスから飯能、名栗へと2回行ったが、2回とも運転で疲弊し、さわらびの湯の駐車場でお茶を飲んで帰ってきた。それでも、かなり運転は上手くなってきた。

 

奥さんは今週土日ともに勤務なので、金曜日に私が有給休暇を取って、路上教習に時間を割けるようにした。すると、鴨沢まで運転して行って、雲取山に登ろうという大胆な計画が持ち上がった。

平日の通勤時間で、殺気立っている青梅街道と、奥多摩湖湖畔のワインディングが心配だったが、青梅街道で幅寄せされることもなく、ワインディングで後続に煽られることもなく、小袖の駐車場に上がる急坂も、他に車もおらずゆっくり登れて、2時間半かけて60㎞あまりを走り切り、平日のためガラ空きの小袖村営駐車場に停めることが出来た。やったね、奥さん。

路上教習に付き合い始めたころは、迫りくるガードレールなどが怖かったが、道中コワかったところは一か所もなかった。運転が上手くなったのは間違いないが、教官の方が恐怖に慣れたのもあるだろう。

自宅から鴨沢までは、名栗までの距離の2倍程度だが、運転で疲弊することもなく雲取山に向かった。天気は快晴。楽しいハイキングになった。f:id:sandyou:20240316082448j:image

七つ石分岐までは、尾根の北側を通る部分だけ雪道で、分岐を過ぎてブナ坂までの巻き道は、日当たりのいい南側の道だが、標高が高いためか雪道になっていた。ブナ坂から先は、ところどころ土が見えていたが、ヘリポートから先は山頂まで雪の上を歩けた。f:id:sandyou:20240316082509j:imagef:id:sandyou:20240316082524j:image

山頂まで3時間半ほどで到着。平日なので山頂には人はおらず、のんびりコンロを出して、お茶やカップラーメンを頂こうかと思ったが、迂闊なことにライターを忘れて来ていた。残念だが持ってきたオニギリだけ食べて、来た道を下った。f:id:sandyou:20240316082544j:imagef:id:sandyou:20240316082553j:image

 

休日は常に満車で停められない小袖駐車場。平日なら余裕で停められる。氷川駐車場と違って無料だし。今後は平日鴨沢を多用しよう。