タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

おかえりモネ

体の状態はあまり変わらない。前屈はかなり出来る。ケツのてっぺん(この表現でいいのか?)が痛む。ハムストの痛みは出なくなったが、これは走ってないから?大手町の階段駆け上りでの息切れがひどくなった。そろそろ運動不足の影響が深刻化してきたか。

雨もあってハイキングにも行かない。ランニングは一切しないのでストレスフル。しかし、金曜日ダイザンギョして、溜まっている仕事をほぼ片付けたとき、帰宅後の抑鬱感が少し解消されているようにも感じた。何かが、やり切れていないと、それが何であれストレスとなるのだろう。仕事も、ランニングも、山も、いろんなところに気兼ねしながらやっていて、それでストレスを感じるのはここ十数年続いていることなのかもしれない。

 

 

さて、現在NHKの朝ドラは、林業で働く女子が気象予報士を目指すといった内容だそうだ。同じ植物を扱う造園業の現場監督をしながら、気象予報士を取得したという人物がごく身近にいる。先週の放映内容は、気象予報士のキリッとした女性が出てきて、森林と気象の繋がりを研究しているという事だったらしい。NHKのニュースで、適当なことを言っている斉田予報士が、このドラマの気象考証を担当しているとの事。この内容だったら、気象予報士樹木医の俺を呼んでくれよと言っていた。まあ、奥さんからは、明日の天気も当てられないし、木の名前を聞いてもわからない、インチキよひょーしとヤブ樹木医ではダメだそうだ。

仕事関連で、造園と土木の施工管理技士樹木医の資格を取った。気象予報士はマジで転職を考えて、しんどい団地改修工事(「ダンカン」と呼ばれる、UR工事の内一番嫌われるやつ)の合間に勉強して、3回目で合格した。テレビで活躍している気象キャスターの皆さんは、ほぼ全員この資格を持っていると思われるが、このドラマの話題になっても、気象予報士試験が難しいかどうかはあまり言及しないように思える。合格率が1割を切るので難関なのかもしれないので、難しいと言っても、簡単でしたと言っても自慢に聞こえるので、メディアに出る人にとっては話題にしづらいのかもしれない。ただ、断言できるが、この試験は難しくない。もしかすると、今は難しいのかもしれないが、私の時はそうでもなかった。3回かかってるじゃん、と突っ込まれると痛いのだが。

試験は前半の選択式筆記試験と、後半の記述式実務試験に分かれる。前半の試験は1回目から合格できた。この前半の試験は落ちる気がしなかった。前半のやつに合格すると、次回は後半だけでよくなるのだが、確か2回目か3回目の時は、なんかの手続きを忘れて、受けなくていい前半も受けた。別に、簡単だから受けてもいいという感じだった。

後半の試験は合格ラインがどの辺にあるのかわからないが、3回とも同じように解答が書けた。出来の良し悪しはこちらではわからないが、正しいと思った答えを書いて帰ってきた。1回目と2回目は不合格で、3回目は合格だったという事だけで、3回目の時に、手ごたえを感じていた、というわけではない。

予報士会の池辺さんがメーリングリストで「気象業務支援センターからのはがきをそっと開けた記憶は皆さんお持ちですよね」と書かれていたが、合格を知ったのは工事中の団地の中だったと思う。たぶん、インターネットで見たのだろう。ようやく、この現場監督稼業から足を洗える!と思って、ちょっと涙が出たのを覚えている。その後、気象予報会社に3社応募して3社とも落ちたので、まだこうして植木の仕事をしている。

転職が目的で受けた試験なので、合格したことは会社の人には言わなかった。ごく親しかった、ヤスダとケンちゃんにだけ、予報士取ったんで、転職するからと伝えたが、「三太夫さん、いつまでいるのかな?」と思ったことだろう。二人とも俺より先に転職しちゃったな。

予報士会東京支部長の田家さんが、予報士試験に合格したあたりで、幼稚園入園程度と思いなさい、というようなことを書いておられた。まったくその通りで、私などは小学校に入学できずに終わった感じだ。予報士会のイベントで、「天気図検討会」というのと、「天気図を囲む会」というのがある。名前の印象通り、前者はガチ、後者はユルで、ユルの方に参加したことがあるのだが、そのレベルの高さにたまげたものである。日ごろから、インターネットを駆使して、あらゆる気象データを収集し、その方面にアンテナを立てていないと、まったく話題についていけない。聴いているだけでもいいので気軽に参加を、と呼びかけられているが、自己紹介とか、コメントとか求められるので、やっぱり無理だなと1回きりになってしまった。気象観測は好きなので、いつかまた参加できるようになりたいなと思っている。

 

モネさん。次で受かるのかな。予想では、予報士になって東京へ行く→東京で頑張るが、東北の山のことがもっと重要だと知る→地元に帰って防災に貢献する、となると思っている。見ないけど。