タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

金比羅ピストン

武蔵五日市駅から金比羅尾根経由で日の出山を往復した。

f:id:sandyou:20211101122751j:plain

今日は雲取山奥多摩駅からの往復で行くつもりだった。しかし天気がイマイチだ。もう11月も近いこの時期に、2000mの稜線で雨に打たれるのは楽しくない。そう思うと、調子も良くないのに石尾根に行っても、出だしの舗装の急坂辺りで嫌になっちゃうような気がした。昨日出来なかった仕事の宿題を片付けた方が充実した週末になるかも知れない。

でも山には行きたかったし、行かないと後悔するような気がした。という訳で距離を半分にして、青梅街道を16号で左に折れ、武蔵五日市駅に向かった。

駅前の駐車場に車を入れ、珍しく足首にテーピングを施した。せっかく来たのだから思いっきりやろう。

今日のコンセプトは全コース走るという事。最後の石段はともかく、それ以外は多少急なところも走ろう。

金比羅尾根は10kmで700m登る尾根だ。平均勾配7%なので、ギリギリ踊り場を設置しないで済む傾斜だ。コンクリート舗装を含む最初の急坂をこなして展望台までくれば、そこからはほぼ平坦な山道が続く。基本植林地を進むので景色はイマイチだが、駆け上るのには最適な尾根だと言える。

駅前ロータリーを出て、信号を二つ渡った辺りからゆっくりと走り出す。昨日の新治の森の影響か、ハムケツの張りがきつい。あの程度のランニングのダメージが残るようではいけないな。姿勢も良くない。猫背気味で走りが小さくなっている。ペースは上げずに、姿勢は胸を張って矯正した。

まほろば会館を過ぎて山道(しばらくコンクリート道だが)に入るところでフリースを脱いで長ティー一枚になった。まずは展望台まで堪えられれば平坦路だ。

今朝は鬼門と感じていた石尾根の出だしもこんな感じだが、来てみれば急登に喘ぎながら楽しんでいる自分に気付く。そうだ、来ちゃえば楽しいのだ。

微妙に登り下りを繰り返す山道を走る。途中の伐採地は、伐採木が集材されてスッキリしていた。下の方で積込作業中の車両が見える。その先では間伐作業中らしく、細めの丸太が各所に集積されていた。65kmの看板は見落とした。かなり腐朽していたのでもう倒れたかと思ったが、下りで立ってるのを確認した。麻生山分岐を過ぎた。麻生副総裁は再選されるのだろうか。

最後の石段の手前の、木段の所から歩きが入ってしまった。体が温まるにつれてハムケツの張りは気にならなくなったが、まだ本調子ではないようだ。でも出し切った気がして満足だった。

山頂は賑わっていた。霧雨が降り始めていたが、四阿は満員で屋根の下には入れなかった。

f:id:sandyou:20211101122850j:plain

外のベンチでコーヒーを淹れて蒸しパンケーキを頂き、滞在10分で下山にかかる。ロードと同じように走っているつもりだが、山道はそれなりに時間がかかるのだろう。山頂からまほろば会館まで1時間20分かかる。キロ6分なら1時間は切れるはずだがそうは簡単にいかない。

f:id:sandyou:20211101123344j:plain

降りてきて、こんな何でもない景色見て、楽しかったなと思う

まほろば会館までは走って、歩いて駅まで。小雨の中ハムケツのストレッチは入念にやって帰路につく。頑張ったのでお昼はマルちゃんのとんこつ生ラーメンとバニラアイスのおまけ付き。2時前に帰宅したので、完全ではないが宿題も出来た。

お友達と飯能のポレポレに行っていた奥さんも、ご満足な様子で帰宅した。

良い週末になった。

Note

金比羅尾根ピストン

武蔵五日市駅 9:00

日の出山 10:36〜10:47

まほろば会館 12:00

武蔵五日市駅 12:10