タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

ワラーチデビュー

2度めの9月連休にも台風がやって来た。大きさも勢力も大したことはなかったのだが、静岡県には甚大な被害をもたらした。被災された方にはお見舞い申し上げます。

台風なので、山に行くなどの計画は立てなかった。連休最終日はエレファントカシマシの日比谷野音ライブの日だ。その日だけは晴れそうだ。

3連休初日、ほぼ内職をして過ごした。2日目にワラーチを作ってみた。参考にしたのは以下のサイト。

https://tabitorun.com/warach-diy/

https://hadatomohiro.com/huaraches-diy/

3000円で出来るとあるが、材料費はamazonで3800円かかった。ビブラムシートは厚さ10mmと7mmがあり、10mmはモノが2200円で送料もかかる。7mmは1800円で送料も無料だったので、あまり迷わず7mmにした。鼻緒は、ホームセンターで買えば安いだろうという気はしたが、初号機なので解説通りパラコードにした。4mmで9芯という製品である。

足をビブラムシートに乗せて足型を取る。足型の切り取りは出来るだけジャストフィットと記載があり、親指と人差し指の又のところに鼻緒の穴を開けよ、とも書かれているので、そのとおりにしてみた。あとは鼻緒を通すと出来上がりで実に簡単。履いてみるとサンダルより爪先が前に出てしまう。ワラジを履いた時のようだ。沢登りでワラジを履いた時は地下足袋があったが、ワラーチでは爪先が剥き出しなので、これではケガをしそうで不安だ。

 

一旦鼻緒をバラして、穴を開け直す。全ての穴(鼻緒の爪先側は除く)を10mmバックさせた。これで組み直すといい感じになった。

 

ワラーチを作ろうと思ったのは、雨の日に走るためだ。台風15号は、24日午後には関東から離れ始めていたが、まだ少し雨は残っていた。そんな中、走りに出た。

走り始めはぎこちない。様子を見ながらゆっくり走る。崩壊したら裸足で帰るしかないな、などと思ったが、とりあえず初回での崩壊はなかった。
2kmも走ると普通に走ってる感じがしてきた。後半はわざわざ山に入って、ぬかるみなんかも走ってみた。ドロドロの足とサンダルを公園の水飲み場で洗い、さらに公園のトイレでも洗ってから帰宅すると、ほぼサンダルは汚れていなかった。距離は9km。ロード部分はキロ6分程度だった。
スピードは出ないので、追い込んだ感じはしないが、他のいろんなところが鍛えられた気がした。右足に鼻緒ズレが出来たが、次回はテーピングで対応しよう。そして、奥さんの目を盗んで時々走ろう。

それに、作り方も簡単だし、30mで買ったパラコードがたくさん余ったので、安いソール材を調達して、2号機、3号機を作ろうと思う。

連休最終日、エレカシ野音はハズレたのでライブは配信組となった。生で聴かなくてもいいなと思った。今年は4年ぶりとなるハセツネカップ開催で、もう2週間しかない。富士山完走ですっかり油断して、8月、9月とまともに走っていないし山にも行っていない。まあ完走は出来るだろうが、あまりみっともない順位なのも嫌だ。全周は無理でも、半周くらいは試走しておくべきだろう。

ハセツネは完走が主目的だ。20回出て、あのリストに名前が載ったあたりで、30回完走は一番乗りを目指すと決めた。スーパー・アドベンチャーグリーンの次は「キングオブ・アドベンチャーグリーン」だろう。「ハセツネ王に俺はなる」ってやつだ。1回目と2回目を出ていないのは残念だが、今更どうしようもない。私よりリストの上位にいる人達は皆高齢だろうという憶測から、先にリタイヤしてくれないかなと思うが、皆さん元気に今年も出るようだ。20回まで皆勤の人が3人いるのは、いや、いらっしゃるのは存じ上げている。この人たちとは2回分の差がある。3回中止になって、皆さん健康維持は大丈夫だろうか。

しかし、両親が続けて他界してから3年しか経っていない。お彼岸やお盆に、他のお墓に花があるのにウチだけないのはどうなのだ?と思ってしまう。

横浜のお墓に行ってから、16号線をぐるりと回って武蔵五日市に行くことにした。お布施は1万円包む。我が家の台所事情では、決して少額とは言えない額だが、両親から相続した幾らかのお金から出していると思うことにしている。日本人の信仰心として、極めて普通だろうと思っている。

墓参を終えて武蔵五日市へ向かった。googleマップさんの言う通りならば、10時半にはスタート出来るはずだったが、そうはうまくはいかない。歩き出しはちょうど正午で、この時間だと金毘羅往復がせいぜいだな。
頑張って走ったが、最後の階段は歩きになり、日の出山まで1時間40分かかった。山頂ではシャリバテ気味で、ちょっと震える手で羊羹を食べ、お約束のコーヒーを頂いた。

 

帰って、配信で野音を見よう。