タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

金毘羅ループ、別名「手鏡ルート」

連休後半初日、コンピラから大岳山、そこから馬頭刈尾根を下ってコンピラに戻る、勝手に「手鏡」と呼んでいるルートを周回した。

定番ルートにしたいと思っていたのに今回が2回目。やってみると、やっぱりいいルートだった。もっとたびたび来るようにしよう。

 

本当は雲取山に行きたかったが、駐車場問題があり、連休で賑わっていて停められないと最悪なのでコンピラにした。車のラジオは高速道路の渋滞を伝えていたが、武蔵五日市に向かう道はガラガラで、休日は混んでいることの多い、武蔵五日市駅前の駐車場も空いていた。海外に行く人が減って、国内の行楽地はどこも混雑しているようだが、あまり近いところは空いているのかもしれない。以前、GWに大山に行った時も、高尾山に行った時も大変な混雑だったのだが。

駐車場に車を入れて、足首にテーピングをして出発。天気は快晴。爽やかに晴れている。夏場は暑くて市街地は走れないあきる野だが、今日は駅前からジョグで進む。山道に入り、トレランスタイルのおじさんと女子を追い抜く。コンピラは傾斜がないので、登りから走らないとトレランが成立しないが、歩いている彼らは、ハセツネコース逆打ちとかを企んでいるのかもしれない。

なんとなく走れていて、調子が良いのかなと思っていたが、後半は息切れしてきた。絶好調の時は走れる、頂上手前の木段は走れなかった。日の出山タイムは1時間35分。去年の秋に行った時と変わらないタイムで、トレランシーズン初めにしては良い方だと思う。

日の出山から御嶽までの道は、そこそこハイカーさんが歩いていて、走らずに進んだ。御嶽を過ぎてから、道も広くなるし人も減ったが、時おり団体さんが歩いていて、ずっと走っては行けなかった。走ったり、歩いたりを繰り返して、大岳山には3時間を少し切って到着した。15㎞を3時間だから、時速5㎞という事になる。ピロキペースだ。これを、160㎞続けられれば信越マイルを完走出来るがどうだろう。若干膝が痛くなったのも気になる。

ここから、馬頭刈尾根はもう下りという安心感もあり、あまり追い込まずに進む。天気は良く、尾根の右にときどき富士山が見えた。もうのんびりハイクでいいや。

途中のあずまやに、シェルターを張っている人がいた。そこに泊まっていたのだろうか。ちょと迷惑な気もするが。つづら岩にはクライマーらしき人がいて、登ってはいなかったが木にハンモックを吊って、のんびりしている。人それぞれのやり方で、GWを楽しんでいるようだった。

馬頭刈山でコーヒーブレイクと考えて進んでいたが、ちょうど昼頃、馬頭刈山に着いた。コンロを出して、昼食タイムとする。スマホ機内モードを解除して、奥さんにランチ写真を送る。今日は奥さんは仕事だが、昼休みなので見るかもしれない。

スマホの電波は、アンテナが立ったり消えたりで、通信状況は良くなかった。写真のように重いものはなかなか送信できない。すると、奥さんから返信というより通信があり、宮本浩次氏参加ライブが、当日券を受け付けるという。

ライブは明日と明後日で、当日券とは言うものの、本日16時から電話で受け付けるという。当然の流れだが、私は仕事なので16時からお願い、となった。

ちなみにこのライブ、最終の先着順ネット受付を、東北に行く前に雪山をあきらめてクリック合戦でトライしたが、おそらく数十秒で売り切れてチケットを取れなかった。今回も無理だろうと思うが、奥さんの依頼ではどうしようもない。頑張ってリダイヤル合戦に参加するしかない。

さて、正午に馬頭刈山にいて、16時に家って厳しくないか?当初計画では、帰り道にジョイフル本田に寄ったりしながら、GW後半初日をたっぷり楽しむ予定だったが、どうもそうはいかないようだ。まずはガチのトレランモードに切り替えて、武蔵五日市駅まで行くしかない。

急坂を下り、分岐を軍道方面へ。村に出てからの分岐は直進して国際マス釣り場方面へと進む。国際マス釣り場は大変賑わっていて、家族連れが楽しく釣り糸を垂れていた。それを横目に舗装路を進み、沢のところから金毘羅尾根への道に入る。

ちょうど金毘羅尾根までの中間あたりで倒木が道を塞いでいて、そのためこのコースは通行止めになっている。倒木は跨げば進めた。金毘羅尾根に出て、そこからも走った。このペースだと、武蔵五日市駅は14時過ぎ。渋滞していると16時はギリギリだな。

 

 

なんとか15時40分に帰宅。スマホに電話番号を登録して、16時2秒前にリダイヤルボタンを押す。反応なし。リダイヤル。リダイヤル。リダイヤル・・・。

 

まあ無理ですね。