タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

富士登山競走後の金毘羅尾根

富士登山競走から1週間。疲労抜きJOGなどもせず、ダラダラと過ごしてしまった。まあ、ものすごく暑かったというのもあるのだが。

6日広島原爆の日は父の命日で、行けるうちは墓参りに行こうと決めていて、1日前倒しで5日に横浜のお寺に行った。お寺では、もうお盆参拝の体制が出来ていて、受付のような机に、檀家向けのお土産が並んでいた。お布施を1万円包んで、お線香とお土産のお茶をいただいた。

相変わらず暑い日で、水鉢に水を張るのだが、仏様も熱中症に注意だなと、柄杓で何杯も注いだ。水分補給は重要ですよ、お父さん。

 

同じ神奈川県だから、そのあと大山にでも行こうかと考えていたが、大山に行くのも、あきる野に行くのもあまり時間は変わらないようだ。帰るのが楽な金毘羅尾根に行くか。

渋滞はなかったが、何かと時間がかかり、1時過ぎに武蔵五日市駅前の駐車場に入った。気温が高く、35℃ほどあったようだ。まったく走る気になれず、歩いて金毘羅尾根に向かった。

走らないが、それなりに気合の入った早歩きで金毘羅尾根を登りだす。金毘羅山まで上がり、平らなところは走った。気持ちいいくらい汗が流れた。1週間ダラダラ生活のデトックスが出来るような気がする。

快晴の土曜日なのに、登山者は少なかった。すれ違ったのは4人のみ。熱中症アラートが出ているから、低山に行く人は少ないのだろう。降りてきた二人組の方に、瀬音の湯方面の分岐について尋ねられ、すぐそこですよとお答えしたが、下山時にその道が閉鎖されていることに気づいた。まあ、荒れた道だったけど、あのお二人はどうされたのだろう。

麻生山を過ぎて、最後の木段も気合を入れて登る。かなり追い込んだつもりで山頂へ。駅から1時間50分かかったから、追い込んだとは言えないかもしれない。

山頂でラーメンを食べるつもりで、コンロを担いで来ていたが、暑くて、とてもそんな気は起きなかった。

 

金毘羅尾根にもカシナガの被害が広がっている。登山口すぐのコナラの木がやられて、枯れかかっている。その隣の木も、おそらく去年やられたらしいが、こちらは持ちこたえている。

山を見上げると、被害木が目につく

狭山湖多摩湖の間の道沿いで、コナラの大木が軒並み枯れたのは去年の事。今年は飯能あたりでも被害が出始め、メッツアの森でも、赤い樹冠が目立っている。長い間被害が確認されなかった本庄の仕事先でも、何本かやられているのを見つけてしまった。

だんだん枯れていくコナラの森を見るたびに、そのうち木なんかなくなってしまうのだろうかと思ってしまう。マッドマックス”Fury Road"で、ニュークスが、あの地面から出ているやつ、と言うのに対し「木だ!」とマックスが答えるシーンがある。そんな世界にならないことを祈るばかりだ。