タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

サボラン的大山

雨は朝だけの予報だったので、大山に行くつもりで仕事に出た。今日は朝イチと夕方から仕事がある。中抜きで大山に行ってもバチは当たるまい。

お昼前に大山の日向キャンプ場下の駐車場に着くと結構な雨。カッパは持ってきていない。通いなれた大山とは言え、ずぶ濡れというのは躊躇してしまう。夕方の仕事は、横浜市緑区に17時半だ。時間に余裕があるので、雨足が弱まるのを少し待ってから車を出た。

日向ゲートに行き、腕時計は電池切れで持っていないので、スマホのストップウォッチを立ち上げてスタートボタンをおす。このコースは本当に久しぶりだ。シーズン初めだし、様子見で行こう。55分くらいで行ければいいな。1時間かかったら嫌だな。

200mくらい林道を走って、トイレの所から山道へ。九十曲りって地名だったか、最初のつづら折り区間に入る。見晴台手前の緩傾斜地帯に出るまで、ギリギリ走れる傾斜のつづら折りが続く。つづら折りが短い間隔になってくると、お地蔵さんが見えて緩傾斜地帯に出るが、このショートターン部分がなかなか出てこない。あれ?こんなに長かったっけ。

普段あまり追い込むトレーニングをしていないせいか、だんだん走り(歩み)が遅くなってくる。なんとか、走っているようなフォームを維持しながら頑張るが、スピードは歩くのと変わらない。ようやく、ショートターンが出てきて、お地蔵さんの所に着いた。うれしかったので、思わず写真を撮ってしまう。

すでに脚に来ていて、緩傾斜地帯もカロヤカには走れない。見晴台まで、2回急な登りがある。調子のいい時は、この登りも走りのフォームで登れたはずだが、今日は走れずに歩く。

見晴台で、25分切っていれば、山頂は55分くらいでいけるはず。時計がなく、スマホを立ち上げるのが面倒なので、時計は見ずに、後半に入る。徐々に傾斜がきつくなってくるが、今の状態では、階段部分はほぼ歩きになる。不動尻との分岐に、残り600mと書いてあるが、だいたいここから8分だ。時計は見ないので、ゴールするまでタイムは分からない。

大山の肩は、ここ数年でコース整備が入り、立派な木道が付いている。ありがたいが、シューズのつま先をひっかけそうで気になる。肩から1段上がったあたりから、山頂までつづら折りになるが、ここは復活して走って登った。

山頂の奥社で、一礼して拍手2回で時計を止めるのが個人的なルールだ。57分53秒。

やれやれ。

55分で行きたいな、1時間かかったら嫌だな、という出走前の気分にぴったりの時間で到着した。まあ、よかった。

 

下りはもうゆっくり下った。階段という階段に水がたまっていて走りにくかった。だんだん晴れてきて、雲間から山の斜面の桜が見えた。


サボランは楽しいな。