タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

1分足りない北向地蔵

Stravaには、「セグメント」という機能がある。詳しくは知らないが、おそらく誰かがコースを設定して、そこを走ると勝手にGPS計測して、記録がSNS上で競い合えるというものだ。鎌北湖から北向地蔵までの坂にも、2.26㎞のセグメントが設定されている。

これに気付いたのは前回北向地蔵に来た時。ランニングの結果を見ると、セグメントのところに、トライ数5回と出ていて、自己ベストは15分30秒となっていた。去年の6月30日に出していたらしい。

前回の記録は18分13秒で、3分も遅かった。この数字はショックで、こんなに去年より劣っているなら、富士登山競走の完走などとてもおぼつかない。逆に、ここで去年の記録を上回ることが出来れば、本戦完走に向けて自信をつけることが出来る。

 

それで、本庄を早上がりして、鎌北湖にやってきた。今日のコンディションとしては、馬返しから富士山頂に行って中1日。一昨日の登頂はガチでは行っていないので、それほど疲労は残っていない。さて、どうだろう。

鎌北湖は雨で、ここに来るときは雨が多いなと思った。かなり強く降っていて、少し出るのを躊躇した。気象庁のHPでナウキャストを確認して、この先土砂降りにはならないのを確認してから走りだした。

走り始めに、なぜか息が切れる症状は出なくなった。これは嬉しかった。今年はやや症状の重い風邪を2回引いていて、それが原因なのではと思っていた。体調管理は本当に重要だ。前回来たのはちょうどひと月前で、その時は湖畔道で息が苦しかった記憶がある。

湖畔を過ぎて坂に入っても、力強く走れた。足ごしらえはワラーチ。調べたら、自己ベストを出した時もワラーチだったらしい。北向地蔵を過ぎて、次の峠までダッシュして終了。セグメントは北向地蔵までだから、自己ベスト更新を狙うなら、その少し手前でダッシュするべきだった。

自分としては、けっこう手ごたえを感じで走り切った。ワラーチで来たので、下りもローデで戻り、びしょびしょになったシャツを着替えてサンバーに乗り込んだ。記録が、スマホに表示されるまで少し時間がかかる。きっといい記録が出ているだろうと期待しつつ、家路に着いた。前回はここでサンバーが停止した。エンジンは見事に復活したので大丈夫だ。

農道のポルシェがピンチ(カリブはずっとピンチ) - タルキートナでバドワイザーを (hatenablog.com)

 

そう、サンバーのエンジンは大丈夫だった。タイミングベルトを交換して、エンジンを掛けたら回ったと、故障した2日後に連絡があった。ついでに、オイル漏れへの対応と、プラグの交換までして、調子が良くなって帰ってきた。

スバルの対応は、前回燃料タンクを直した時よりかなり良かった。この車種はまだ人気があるので、廃車した車両から降ろしたエンジンが、リビルト品として出回っているという。じゃあエンジンいかれても交換できますねなどと軽口をたたいて引き取ってきた。そのあと、富士吉田の中古屋で、農協仕様のサンバーを見た。軽トラを買おうと思い始めていた頃、同じ中古屋で見た記憶があり、値段も確か45万円と同じだったので、同じ車両かも知れない。最初に見たのは、2年ほど前だと思うのだが。

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さて、帰宅してからスマホを確認した。記録は16分28秒。自己ベストより1分遅かった。

ショックではあるが、微妙なショックだ。あと1分縮められるとは思えないが、富士山頂まで行って中1日というのは、その影響も無視できない気がする。本戦まであと1か月。それまでに、また来ることがあるだろうか。