タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

お墓について

台風の動きが遅い。進路も定まらない。夏合宿は中止になったが、9月1日に行く予定にしている、「Sweet Love Shower」フェスも、今後の台風の動きによってはどうなるかわからない。なかなか面倒な夏休み2024である。

 

叔母さんの死亡を受けて、長い間連絡を取っていなかった従妹から、先週留守録が入っていた。連絡を取りたいと言っておきながら、自分の電話番号を残していなかったので、連絡の取りようがなかった。お墓を建てようと、もう霊園の下見までしたところに電話があったので、祖父母が眠っているお墓のことで連絡がしたいのかと思っていた。そのため、下見はしたものの、この先の話を進めるべきか迷った。

その従妹から手紙が届いた。姉から、住所を聞いたのだろう。まあ、電話番号も、姉から聴いたのだろうが。ただ、この従妹が、なぜ叔母さんの死亡を知ったのかは疑問だった。未婚だった叔母さんは、母の旧姓を名乗っており、戸籍上もそちらの姓の人間である。従妹は、女性なのでお嫁に行って姓は変わっているが、叔母さんの長兄の娘なので、本来そちらに先に死亡連絡が行くはずで、それがうちの姉に連絡があったのは、叔母さんの意図として、本家と縁を切っていたと思っていたからだ。

手紙を見て、思わず笑ってしまった。埋葬については一切触れず、叔母さんの遺産分配についてのみ書かれていた。「叔母さんの意思を尊重したいので、遺産は従妹で分けましょう」と言うのが趣旨だった。

祖母(私にとっても、この従妹にとっても共通のおばあちゃん)が存命の時、そろそろ終活を始めようと思ったのか、祖母の家にあった立派な仏壇を、引き取ってもらえないか従妹の母親に相談したそうだ。もちろん、祖母としては、長男の家に仏壇を引き取ってもらって、先に逝った夫(おじいちゃん)を含めたご先祖を、お祀りしてもらいたいという気持ちがあったと思う。従妹の母親の返答は、「仏壇は引き取る、位牌は要らない」だったそうだ。

こういう母親の娘だからしょうがないのだろう。叔母さんが、私に看取ってもらいたいと言っていた訳が分かった気がした。叔母さん、ちゃんとお墓は建てるからね。

 

夏休みに予定がなくなったので、霊園にメールを打った。なんなら今日また行けますが?と。すると電話があり、説明することが多いので、なるべく早く来てほしいとのことだった。洗濯物など、家事を片付けてから霊園に向かった。

お墓の申込者が、そのお墓に入らない場合は、継承者不要の契約は出来ないかもしれないと言われていた件は、17回忌までの管理費を支払えば大丈夫だと返事が来ていた。それならばお願いしますと伝えると、まずは場所を決めましょうという事になり、予定地を再び訪れた。横に長い分譲地を、景観を確認しながら歩き、一番眺めが良いと感じた場所を指定した。この場所は分譲を開始してからまだ3日目とのことで、うちの墓が一番乗りだったようだ。

その後は契約の説明があって、手付金1万円を支払った。今後の納骨のスケジュールは、石屋さんと相談とのことで、霊園出入りの石材業者の事務所に案内された。この日は、石屋の親方はおらず、女性の事務員さんが対応してくれたが、いろいろ煮え切らない人だった。ただ、建墓には3か月かかると聞かされた。え?そんなにかかるの?

 

7月中旬に亡くなって、お盆には間に合わないが、お彼岸にはどうだろうと思っていたのに、これでは年内にどうか?という感じになってきた。すみません、叔母さん。