タルキートナでバドワイザーを

群発頭痛により断酒した山好きオジさんが、定年後にアラスカのデナリを登って、祝杯としてアルコールを解禁することを目指す日記。

2024年富士山錬開始!

6月に入ってすぐ、富士山錬を開始した。まずは馬返しから5合目。

 

今年は奥さんが、ザコと思われる各所の痛みを引きずっていて、ちょっと走ると痛くなるし、歩いても痛いとのことで、富士登山競走への参加も危ぶまれていたし、熾烈な5合目コースのエントリー合戦を勝ち抜いたと言っても、事前の富士山での実地練習があるかどうか微妙だったので、この五合目練があったことは、実に喜ばしいことだった。

 

まずは、奥さんの愛車ジムニーで現地に向かう。運転はかなり上達して、自信たっぷりに見える。8時ごろ家を出て10時半くらいに馬返し着。コース上にはちらほらとランナーの姿があった。

今年初回の現地練。市役所からだと憂鬱になるところだが、馬返し~五合目ならプレッシャーはないし、前日に北向地蔵坂練をやっている身としては、どこまで仕上がってきてるか楽しみな気持ちの方が大きかった。55分で行けるかな?1時間かかったらイヤだな。

スタートしてみて、そんな甘いものではないと思い知らされる。そうだ、この練習は、いつもすごくキツいのだ。

絶対に走り切るという、強い決意のもと走り出したが、このところの傾向として、走り始めにすごく息が切れるので、そこですでに挫けそうになる。それでも必死に頑張って走るが2合目が遠い。なかなか着かないと思って走ると、18分くらいで到着。2合目ってこんなもんだっけ?たしか3合目見晴茶屋が、レースペースで27分だったはずだが、9分であそこまで行けるのか?

3合目見晴茶屋は28分。なんだ1分のビハインドで着いたぞ。30分かかってたらどうしようかと思っていたのでほっとした。次は5合目御座石、御座石から18分が佐藤小屋だから、40分で御座石まで行かないとダメだ。12分しかないが大丈夫か?

御座石は42分だった。マズい。このままでは1時間コースだ。しかしもう足が回らない。

脚の筋肉にダルさのようなものは感じないので、筋力は追い付いている気がするが、脚が速く回らない。これは心肺機能の衰えから来ているのだろうか。それとも、速く走る練習をしていないからなのか。

とにかく、坂練をやり続けるしかない。

5合目の、最初の車道に出た。本当に追い込んでいるときは、ここはもう走れないが、ヨタヨタと走って山道へ。前にいたおねえさん二人を、鬼の形相で蹴散らして最後のロードへ。計測マットがあるはずの場所で時計を止めると57分45秒。やれやれ。

なんとか1時間を切った。これで完走ギリのペースだが、初回なので良しとしよう。

10分と待たずに、奥さんがやってきた。なんと山道をしっかり走っている。毎日痛がって、まったくランニングはしていないのに、なんという事だろう。去年もそうだったが、ここに来ると奥さんの中ではアドレナリンが勝手に分泌されて痛みが引くようだ。実に上機嫌で、7月末まで毎週来ようという。良かった。

 

去年は7月から始めた富士山現地練。今年は6月アタマからのスタートだ。平日もサボらず走って、今年も山頂まで行こうではないか。