期せずして30㎞走になったものだから、翌朝は寝坊した。
宿の玄関は23時から6時までは閉錠されていると説明書きにあった。朝食は7時30分。なので、6時には朝ランに出るつもりだったが、目が覚めたのは6時半。ありゃしまった、無理だなこりゃ、と思ったが、持ち込んだインスタントコーヒーの粉と、備え付けのポットでコーヒーを作り、それをすすって体を目覚めさせた。バタバタと準備して6時50分に外に出た。
宿の裏手の山は以前登ったことがある。あそこで、日の出を見る計画だった。江の島側に少し行ったところが登り口だ。確か老人ホームの横だった。
激階段をひたすら登る。タイムリミットは7時15分。その時間になったら引き返さないと朝食に間に合わない。昨日のダメージか、腰回りにシビダル感がある。走っては登れない。
展望台到着は7時9分、間に合った。
下りもシビダル感があって元気には駆け下れない。車道に下り、宿に向かってゆっくり走る。半分くらい行ったところで帽子がないことに気づく。たぶん、ロードに出たあたりで落としたのだろうと引き返した。登り口まで行ったが見当たらない。登り返す時間はない。いや、あれ?ケツポケにあるじゃん。
もう一度ロードを走る。一連の動きでシビダル感は消えてくれた。やはり、朝イチは体が温まっていなんだな。